AEDとは
■AEDとは
AED（自動体外式除細動器）とは、 心臓が痙攣し血液を流すポンプ機能を失った状態 （心室細動）になった心臓に対して、電気ショックを与え、 正常なリズムに戻すための医療機器です。
■AEDの必要性
心臓突然死は、 いつでも誰にでも起こる可能性があります。
日本では、 年間約7万人もの人が病院外での心臓突然死で亡くなっています。
その原因のほとんどが「心室細動」という不整脈です。「心室細動」とは心臓が痙攣し、心臓から血液を送り出せなくなる心停止の状態をいいます。
この心室細動の唯一の治療方法が、迅速な心肺蘇生と除細動器で電気ショックを与える事だと言われています。
AEDによる除細動を実施した傷病者の1か月後の生存率は、 未実施の場合と比べ約5倍にもなります。
■迅速なAEDの使用が大切
現在、救急車の到着時間は通報より約8分と言われております。
一般的に心停止後電気ショックが成功し、 傷病者の方が助かる確率は1分ごとに
7~10%低下していくと言われており、救急車が現場に到着するまでに何も行わなかった場合、生存退院率は約20％まで低下してしまいます。
つまり、救急車が到着する前に、1分1秒でも早く傷病者の近くにいる
私たちが電気ショックを実施することが重要なのです。
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